ピースボートは
アジアをはじめとする各地の人々と現地での交流を行うことで
国際交流と理解を図るという趣旨により、
青少年を運営主体として長期の船旅を企画・運営しているが、実際には対価が発生することから、
ジャパングレイスが
旅行業者としてこれを企画・実施している。
この企画の発端は、日本のアジア侵略を「進出」と書き換え、
被害国の人々が抗議した「
教科書問題」である(誤報に端を発して国際問題となった。報じられた教科書とは別に「進出」との書き換え意見があったことも判明した)。世界中の市民と交流するに当たって、
平和・
民主主義・人権から
地球環境問題など、具体的には、
地域紛争やHIV問題など、地球上が抱える重大な問題を
テーマに扱ってきた、政治的意図を持つ船旅企画である。
何らかの政治的・外交的問題を意識して渡航先の多くを選ぶことから、その行動や成果には賛同と否定の両方がある。主催者の
辻元清美が
政治家として世間に露出するようになってからは、さらに非難が目立つようになった。
ピースボートの主要活動である
船舶旅行(
クルーズ)は、平均して年2回以上行われている。船舶や
寄港地での講演や交流企画もあり、参加者に体験と交流を促す面が強い。その一方、「ボランティアスタッフ」になれば通常より割安で乗船できることもあり、「安価な世界旅行ができる」と考えて参加する者もいると言われる。 また、クルーズ
以外にもいくつか
派生プロジェクトが実施されている。
ピースボートは自身の
ウェブサイトにて、自身が国連との特別協議資格をもつNGOであると表記している。ただし、国連のウェブサイトでは、ピースボートは
経済社会理事会に協議資格(特殊諮問資格/
Special Consultative Status)を持つNGOであると記載されており、若干の
相違がある。
主催
団体がNGOであるために、その収益等が全く公表されないことも疑問視されている。
ピースボート70回クルーズ案内 =こちらより
